畜産排水(酪農)処理
粘性の高いスラリー状のふん尿を、水中ポンプで破砕しながら固液分離機へ移送して、「ふん」と「液」に分離したのち、分離ふんは堆肥化処理、分離水は液肥化処理を行う施設です。「分離ふん」は、水分が60~70%と低いので、堆肥化が容易になります。「分離液」は、曝気処理することにより、臭気を低減し作物に安全で肥料効果の高い液肥として利用できます。
固液分離機は、分離をスムーズに行い運転管理の負担を軽減するために、少量の洗浄水で分離機のストレーナ部分を自動洗浄する機能を備えています。
また、モーター以外はステンレス製であり、最も摩耗しやすいスクリュー先端羽根部分には、特殊鋼材を使用しており、特に局所部分には交換可能なセラミックス片を埋め込んで、高い耐摩耗性を有しています。さらに、スクリュー先端羽根部分のみ取り外せるため、安価な部品代で交換できます。
(固液分離機については、取扱商品紹介「MEセパレータ ドライエース」をご覧ください。)
スラリー分離脱水・液肥化処理